君だけに。

好きだよ。



「おはよー、香澄。」

「んー?あー、瞳美…

おはy―………あ!!」


違う違う!

こんなこと言ってる場合じゃない!!


「瞳美!昨日、遥―…」





…待てよ?


これを言ってしまえば、

昨日、遥夏君とキスしてたのを

盗み見てたってバレるよね…?




や…でも、
色々聞きたいっっ!!


「どうしたのよ。バカ面して。」


バ…バカ面!?
いくらなんでも酷くなーい?



えぇい。言ってやる!


「昨日、遥夏君とキ…キス

してたでしょ!?」


瞳美だけに聞こえる様に、

小声で言った。


ガタガタッ!


「ったぁ…」

あれま。

瞳美が椅子から落ちた。




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