君だけに。



誰…!空気読めー…

…ま、どうせ勉強続かないし いいんだけどさ。

ガチャッ…



「香澄、きた。」





え? 心…!?

きた。って!!


「なん…で?」


私が聞くと、
心は少し首をかしげた。



「勉強してないだろーなって
思ったから」




…ごもっともです…


ていうか、久しぶりにみた。
心の私服。

…ここまで来る途中に、
スカウトされてないよね?って

疑うほどカッコイイ。


「上がっていい?」

「あ…うん、いいよ。どうぞ。」


「おじゃまします」


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