君だけに。
包み紙を開ける音がして、
少しイチゴの匂いがした。
「…っん」
口に触れたのは、
熱くて柔らかい、唇。
…
え?何で…?
でも、そんなこと冷静に
考えらてられなくて。
「ぁう…んーっ」
心とキスしてるっていう
感覚だけが
私を支配する。
なんでなんでなんで??
なんで幼馴染みとキスするの??
でも、今はただ、そんなことよりも
意識が朦朧とするような
甘いキスに
幸せを感じで満たされるだけ。