君だけに。
チュッ…
と、何度も音をたてる唇。
首筋に触れている心の指。
頬にかかる、熱い吐息。
うっすら目を開けると、
心も目を開けてて…。
ドキッ…
目が合うと、心が少し
唇を離した。
「口…、あけて。」
大好きな声に誘われて、
言われるがままに口を開けると
また、
クチュッ…
と
音をたてて、唇が触れて、
「んっ…」
口いっぱいに、イチゴの
甘い香りが広がった。
心が唇を見て、キスしてるのを
ほぼ夢心地で眺めながら
チュッと、最後にまたリップ音が
なって、
心は唇を離した。