理央のおにいちゃん
「大物主様、そわそわしてどうしたんですか」
若い宮司のナギが落ち着かないニギハヤヒのおにいちゃんに尋ねました。
大物主というのはニギハヤヒのおにいちゃんの別名です。
「そろそろ来るはずなんだよなあ。オレの客なんだけどさ」
「へえ。めずらしい、大物主様にお客さん? めずらしい」
「2回言うことないんだぞ。2回もな」
言い合いをしていると、砂利を踏む音が聞こえて、境内の前で止まりました。
ナギとニギハヤヒが振り返ると、お団子ヘアの女の子がにこにこ微笑んで立っています。
おにいちゃんには一目でわかったみたいです。
「おかえり、理央。帰ってくるの、待ちきれなかったよ」
「ほんとにうれしそうよね。ただいま、あの約束守りに来たよ」
「約束? なんです、ぼくの知らない間にこんなカワイイ彼女捕まえて」
おにいちゃんはナギの胸をヒジで突きました。
若い宮司のナギが落ち着かないニギハヤヒのおにいちゃんに尋ねました。
大物主というのはニギハヤヒのおにいちゃんの別名です。
「そろそろ来るはずなんだよなあ。オレの客なんだけどさ」
「へえ。めずらしい、大物主様にお客さん? めずらしい」
「2回言うことないんだぞ。2回もな」
言い合いをしていると、砂利を踏む音が聞こえて、境内の前で止まりました。
ナギとニギハヤヒが振り返ると、お団子ヘアの女の子がにこにこ微笑んで立っています。
おにいちゃんには一目でわかったみたいです。
「おかえり、理央。帰ってくるの、待ちきれなかったよ」
「ほんとにうれしそうよね。ただいま、あの約束守りに来たよ」
「約束? なんです、ぼくの知らない間にこんなカワイイ彼女捕まえて」
おにいちゃんはナギの胸をヒジで突きました。