lucky love

彼氏(奈緒side)

今日は、中学校入ってから彼氏との初めてのデート。

彼氏の名前は、堀崎裕太。

裕太とは、付き合い初めて3カ月ぐらいがたつ。

小学校の頃も、デートに行っていた。

だけどまだ、小学生だったから友達と一緒に遊んだり、私と裕太の親友についてきてもらって、4人で、出かけたりしかしたことがなかった。

でも今日は、初めて2人でデートに行く日。早く裕太来ないかな。


「奈緒!ごめん。待った?」

「ううん。大丈夫。行こ!」


私と裕太は、手を繋がず、手がぶつかるかぶつからないかぐらいの距離で歩いていた。

普通のカップルなら、手を繋ぐんだろうけど、私達は繋がない。むしろ、繋ぎたくない…。

だって、3カ月たった今でも、恥ずかしいし…。

そう思っていると、裕太と手がぶつかった。

「……あっ…」

私がそうびっくりしていると、裕太は手をつないできた。
私は、裕太の顔を見れなかった。絶対、顔赤くなってるよ…。


「奈緒どうした?顔赤いぞ!」


裕太は、笑いながら、言ってきた。

本当にSなんだから。

そんな会話してるうちに、目的地の遊園地に着いた。

「最初なにに行きたい?」
「お化け屋敷!!」

「おう…。」

「え?なにびびってるの?(笑)」

「び、びびってねーし!」
「絶対、びびってるじゃーん!」


こんな調子で、一日が過ぎていった…。


夕方になり、


「そろそろ閉園だ。最後に観覧車乗ろうぜ!」

「いいよ〜」


ドキドキ胸がなり響く。裕太に聞こえてないかな?

沈黙が続いて数分。観覧車はもうすぐ、真上にこようとしていた。


「奈緒…。」

「…?」


裕太は、私の名前を呼ぶと、隣にきた。


「俺、お前が笑ってるとこ、大好き。お前が笑ってると、俺まで笑顔になれる。そんなお前にずっとそばにいて欲しい。だから、俺から離れるなよ。」

嬉しい!あらためて告白された。


「私でよければ、そばにいます。」

裕太はそっとキスをしてくれた…。中学生にしては甘すぎるキスを…。
これが、裕太とのファーストキスだった…。
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