【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
委員長のうなじにうっすらと浮かぶ汗さ
えも、俺を誘惑して惑わす、甘い蜜のよ
うで。
俺は目の前に掲げられた誘惑に、なんの
躊躇いもなく噛み付いた。
「ちょっ……!なんで噛むの!」
ちょっと強めに噛みつきすぎたのか、委
員長が怒りだして。
せっかくの甘いムードが台無しになった
なぁ、なんて思いながらもニヤケが止ま
らない。
委員長のうなじに付けられた、赤い、俺
のモノって印。
ここなら委員長も気付かないだろう。
「セクハラで訴えるわよ!」
「んー、俺は委員長になら、セクハラさ
れても良いけど」
「そんな話、誰もしてないでしょ!?」
そんな風に真っ赤になって怒る委員長も
愛しくて。
君に誘惑されたなら、きっと俺はどんな
誘惑にも乗るだろう。
自分を、苦しめると知っていても。