【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
そう自覚してから、脳裏を突き抜ける違
和感。
何かがおかしい、と自分を見下ろして、
悲鳴を上げそうになり、思わず息を呑む
。
せ、背中にも包帯されて―――……。
しかも下着こそつけては居るものの、下
着の下を通っている包帯。
一度、外されたんだ―――……
「こ、香坂!!」
「え!?ど、どうした!?」
急に大声を張り上げた私に、『どこか痛
いの?』と場違いな事を訊いてくる香坂
。
私は恐る恐る、香坂を見上げた。この違
和感が、気のせいであってほしい、と願
いながら。
「せ、背中の包帯って―――……」