【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
唇を離せば、赤い独占欲のシルシ。
委員長は、俺のものだっていうシルシ。
委員長の顔を見ると、微かに震えて、真
っ赤になりながら唇を噛み、羞恥に耐え
ている。
そんな委員長の瞳に映されているのは、
間違いなく、俺で。
このまま一生、委員長の瞳に、俺だけ映
ってればいいのに。
「委員長……」
そう囁くと、目を逸らそうとする委員長
。
そんな委員長の頬を撫でた。
「委員長、俺の事、ちゃんと見て」
「なんでよ……っ…」
「ちゃんと見てくれないなら、もっと恥
ずかしいコト、するよ?」
少し首を傾げてそう言えば、委員長がビ
クッと肩を揺らしてから、俺を見つめ返
した。
うん。それでいいんだ。
そのまま、その瞳に、俺だけを刻み付け
て。