【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~




萌の前に立って、男達を見据えてそう言
うと、一瞬嫌そうな顔をされたけど、す
ぐにその表情は一変した。



ニヤリ、と気味悪い笑みを浮かべる男達




ぞわりと鳥肌が立ったけど、負けじと男
を睨み付けた。



「ヒュ~♪こっちも上玉じゃーん」

「へぇ?強気なのもいいね」

「そっちの子も一緒にどうよ」



ヘラヘラとしながら、私に触ろうとした
その手をパシッと振り払う。



「触らないで」

「えー?お客さまにそんな口聞いちゃっ
ていいの?」



……誰がお客さまよ。



なんて思っていたら、不意に腕を掴まれ
て。



「あんた気に入ったわ。強気なのってな
んか萌えるんだよねー。ねえ、俺らと遊
んでくれたら、こっちの子は解放してあ
げてもいいよ?」



と、男が萌を見た。



周りを見ても、ガヤガヤしてて、誰もこ
の状況には気付いてなさげだ。





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