【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





そして聞いてるだけで不快になるような
声を上げて、その男と"何か"をしてる。



その行為が性的なモノだと気付いたのは
中学生になってからだったけど。



家に連れてくる男はいつも顔がちがくて
、自分の家に知らない人が来るのは少し
怖かった。



やがて俺は休日は、自分の部屋に塞ぎこ
むようになったんだ。



ほんとは泣きたかった。

そんな知らない人になんて構わないで、
自分に構って欲しい、とその時は願って
た。



だけど───。



俺は、この身体で、確かな愛情を受け止
めたことがなかった。



微かに残っていた愛情が憎悪へと変わっ
た小学四年生。



この頃から、母親は男付き合いだけでな
く、酒癖も悪くなってた。



毎日のように飲みまくって、母親はいつ
も荒れていた。



苛立ちをかきけすように酒を飲んでは、
俺に憎しみの目を向けてくる。





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