【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
色んな男とヤりまくってた中で出来てし
まった過ち──それが俺。
もしそうなら、母親が俺に愛情なんて持
つはずがないし、邪魔だというのもわか
る。
俺は産まれる必要のなかった存在。
その事実が、やけに胸に沁みた。
"愛"なんて薄っぺらい物だと気づいた。
それを欲しがるのは、滑稽だとも。
だから俺はもう願わない。
愛なんて二度と要らない。それがどうい
う気持ちなのかも、もう知らなくていい
と。
そう、思っていたのに。
委員長と、出会ってしまったから。
俺はまた、愛されたいと。
委員長を愛してる、と。
そんな儚い感情を、抱いてしまったんだ
よ。