【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





後ろから、そう千枝ちゃんの声がして。



私も和馬君も、思わずその場で一時停止
状態になった。



「ちょ、母さん、なんで俺の部屋に…」

「え?だって和馬の部屋で寝るんだから
当たり前じゃない?」



さも当たり前かのようにいってのけた千
枝ちゃん。



和馬君と一緒なんて……。



多分ドキドキしすぎて、眠れない気がす
る。



「希美だって困るだろそれじゃ!」

「良いじゃない。昔はお風呂だって一緒
に入ったことあるんだし」

「なっ……!い、今とは状況が違うだろ
!」



真っ赤になる和馬君。



私はそんな和馬君の傍へ言って、きゅ、
と和馬君の服の裾を掴んだ。



それに気付いて、こちらを振り返る和馬
君。





< 252 / 426 >

この作品をシェア

pagetop