【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
後ろから、そう千枝ちゃんの声がして。
私も和馬君も、思わずその場で一時停止
状態になった。
「ちょ、母さん、なんで俺の部屋に…」
「え?だって和馬の部屋で寝るんだから
当たり前じゃない?」
さも当たり前かのようにいってのけた千
枝ちゃん。
和馬君と一緒なんて……。
多分ドキドキしすぎて、眠れない気がす
る。
「希美だって困るだろそれじゃ!」
「良いじゃない。昔はお風呂だって一緒
に入ったことあるんだし」
「なっ……!い、今とは状況が違うだろ
!」
真っ赤になる和馬君。
私はそんな和馬君の傍へ言って、きゅ、
と和馬君の服の裾を掴んだ。
それに気付いて、こちらを振り返る和馬
君。