【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
「……希美?」
「……いいよ、私」
「え?」
「和馬君と同じでいいよ。私は大丈夫だ
から……」
そう言うと、和馬君は少し目を見開いた
。そんな和馬君に、誤魔化すように笑う
。
「ほ、ほら!どうせ一晩寝るだけだし!
」
「……いやそれが一番キツイって……」
「え?」
「や、なんでもねぇ」
最後に和馬君がなんか呟いてた気がした
けど聞こえなくて。和馬君は何故か、少
し赤くなっていた。
「……じゃあ、荷物、運ぶか」
「あ、うん!ごめんねもってもらっちゃ
って……」
荷物を軽々と持ち上げた和馬君について
いくように階段を上がり、和馬君の部屋
に入る。
「お、お邪魔します……」
和馬君の部屋ってだけで、なんだかドキ
ドキだった。