【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
和馬君の部屋はわりとシンプルで、私の
部屋よりも綺麗な気がした……。
「……なんか私、和馬君に女子力で負け
てる気がする……」
「なにそれ。俺、喜ぶべき?」
なんて和馬君が笑って言うから、私もつ
られて笑った。
それから、千枝ちゃんに誘われてお菓子
作りをしたり、千枝ちゃんとお話したり
してる内に、あっという間に日がくれて
。
なんだか1日のほとんどを千枝ちゃんと
過ごした気がする。
夕御飯も終えて、お風呂から上がると、
なんだか眠くなってきた。
洗面所の鏡をみながら、これなら案外ぐ
っすり眠れそうだ、と安心する。
小さな欠伸をしてから二階に上がり、和
馬君の部屋のドアを開けて中に入った。
「和馬君、上がったよ~……」
「おー……」