【完】保健室で君と××～プレイボーイとイケナイ恋愛授業～

「なに？誘ってんの？」

「誘……？」

「キスしてほしいのか、ってきいてんの
」



キ……っ！？



驚いて何も言えなくなる私に、意地悪に
笑う和馬君。



私はそんな和馬君を、じとーっとした目
で見つめた。



「和馬君、からかわないで」

「からかってねーよ。キスしたいのは本
当だし」



……またそうやって、恥ずかしいことを
惜しげもなく言うんだから……。



周りに人が居るんだから、ちょっとくら
い自重して欲しい。



「和馬君のエッチ」

「こんなのエロい内に入んないだろ。だ
いたい、俺がエロくなんのは希美にだけ
だから」



私はそれいじょう和馬君の言葉に堪えら
れそうになくて、スクリーンへと視線を
移した。