【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
なんか和馬君の声がいきなり低くなった
気がして、思わず笑顔をひきつらせる。
恐る恐る和馬君を見上げると、和馬君は
ちょっと不機嫌そうな顔でそっぽを向い
てた。
「か、和馬君……?」
「何」
「な、なんでそんなに不機嫌そうなの?
」
そう言うと、和馬君はチラッと私を見て
から、拗ねたように口を開いた。
「だって希美が、あの俳優がカッコいい
とか言うから」
……え?
そ、それって…。
「ヤキモチ……?」
そう言うと、和馬君はちょっぴり耳を赤
くしながら、でもやっぱりムスッとして
た。
え、なにそれ可愛い!
思わず和馬君をまじまじと見ていると、
和馬君が私を睨む。