【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
不意討ちのキスと、甘い言葉に、くらく
らして。
そのまま和馬君は帰っていったけど、私
は暫くその場で、甘い余韻に浸っていた
。
◆◆◆
「萌おっはよー」
「あ、希美おはよー」
翌日、学校に行って、もう先に来ていた
萌とそう挨拶を交わしてから、席に着く
。
そして他愛ない話をしていた時、不意に
、耳にまとわりつくような甘ったるい声
が聞こえてきた。
「ねえ、禊~、遊ぼーよぉ」
それは、クラスの中でも目立つギャルの
女の子で、目元なんかは、元々の目がわ
からなくなるくらい真っ黒。
「わ~、でた、パンダちゃん」
「パンダちゃん?」
萌がいきなりあの子の事をパンダちゃん
だなんて呼ぶから首を傾げると、萌はク
スッと笑った。