【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
はぁ……情けねー、俺。
自分の情けなさに呆れながらため息をつ
いた時。
「みっそぎーーー!」
そんな声と一緒に何かが勢いよく背中に
タックルしてきて、危うく俺は、今朝食
べたスクランブルエッグを吐き出す所だ
った。
「……彼方……」
「やあ、おはよう!」
ニコッと笑いながらそう言ったのは彼方
で、俺に突進してきたのもコイツ。
……無性に彼方がウザイ。
「朝っぱらからテンション高いんだよお
前。死ね」
「ええぇ!?テンション高いだけでこの
言われよう!?酷くね?つか禊のテンシ
ョンが低すぎるんだって!」
「……はぁ」
「わぁ。今のため息結構グサッと来たよ
!?」