【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
今まではそんな可能性、考えたこともな
かったけど、さすがにここまで鈍感だと
、そう疑いたくもなる。
俺の気持ちには気付いてるけど、応えら
れないから、気付かないフリをしてるん
じゃないのか、って。
俺の気持ちは、もしかしたら委員長にと
って、すごい迷惑なんじゃないのか、っ
て。
そう、疑いたくなる。
「……キツいな、それ……」
机に突っ伏しながら、そう呻く。
もしそんな風に、想うことさえも否定さ
れたら、俺はどうしたらいいんだろう。
本当は今すぐぶっちゃけたい。
委員長が好きだ、って。
俺だけのモノになって欲しいんだって。
そう言ってしまいたいけど。
それであの委員長の笑顔が見れなくなっ
たり、委員長の温もりに触れられなくな
るなら。