【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
唇をソッと離して、僅かに恍惚の表情を
浮かべる委員長を見つめる。
どうせ、嫌われるくらいなら。
「……好きだ」
自分のこの気持ちも、伝えてしまおう。
好きだよ、委員長。ともう一度囁くよう
に言いながら、そっと委員長の唇にキス
をする。
好きだ。好きだよ、委員長。
……大好きなんだ──。
「……んっ…」
委員長の甘い鳴き声に、酔わされる。
思考ごと、溶かされてしまいそうな空間
の中で、俺は委員長を見つめた。
紅潮した頬。
潤んだ瞳。
はだけた制服。
その全てが、俺を欲情させる。