【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
委員長の声が、震えてる。
「……ごめん」
「──ホントに好きじゃないくせに、そ
ういうこと言わないでよ!」
……え?
予想外の委員長の言葉に、思わず委員長
を抱き締める力が緩む。
……俺になにかされるのが怖かったんじ
ゃないのか?
「最近は……女の子とそういう噂、聞か
なくなったから見直してたのに……っ。
そうやっていつも、女の子を惑わしてた
の?」
「違っ──」
「無駄に私を惑わすのはやめてよ!」
叫ぶようにそう言った委員長。
でも、ごめん委員長。
……俺、嬉しいや。