【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
適当に返事をしたら、あわただしく出て
いったお母さん。
お母さんが出ていくと、いよいよ私一人
になって、なんだか寂しくなった。
―――その内、だんだんと微睡んできて
、いつしか深い眠りへと、ついた。
また、懐かしい夢を見た。
小学生の頃も、そういえばお母さんが居
なくなると、急に寂しくて。
『お母……さん』
意味もなくそう呟いてものこるのは虚し
さばかり。当然お母さんは戻ってこない
。
お昼も一人で、大きなテーブルの上で、
ポツンと食事を取った。
鍵は持ってなかったから、家でお留守番
しなくてはならなかった。
テレビにもその内飽きた。