【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
「……委員長は、俺の事なんてなんとも
思ってねーよ……」
そう言って、教室を出ていった。
◆◆◆
「ただいま」
それから俺も下校し、家に着くと、そう
言って靴を脱いだ。
「お帰りなさーい!今日アップルパイ焼
いたんだけど食べない?」
「食べる。テーブル置いといて」
そう言うと、うん、と言って楽しそうに
キッチンへと消えた母さん。
そんな母さんの笑顔に胸が痛む。
俺は、香坂と同じ高校だって事を、母さ
んに伝えるべきじゃ無いんじゃないか、
って。
今までずっと黙っていたけど、でもやっ
ぱり、隠しているともやもやするわけで
。