【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
和馬君の部屋は、予めつけてあったのか
、暖房が効いていて、すごく温かかった
。
コートを脱いで座っていると、ジュース
を持ってきた和馬君が入ってきた。
「お待たせ」
「うん、ありがとう」
そう言って、和馬君が持ってきてくれた
オレンジジュースを受けとる。
ふと、あることに気付いた。
「ねえ和馬君……」
「ん?」
「千枝ちゃんとか、……居ないの?」
さっきからこの家、私と和馬君の気配し
かない。
すると和馬君は、ちょっとバツが悪そう
な顔になった。
「……あー…今日、夕方まで居ない」
「……へ?」