【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
もう、このままの状態じゃ駄目だと思う
から。
委員長に頼ってるだけじゃ、ダメだって
。委員長を縛り付けてたら、ダメだって
。
本当はこのままずっと、委員長の傍に居
たい。委員長に縋っていたいけど。
「もう俺に囚われなくていいから。……
縛り付けて、ごめん委員長」
「縛り付けてってなに?私は私の意思で
香坂の傍に居たの」
真っ直ぐ俺を見つめて、そう言う委員長
。
確かにそれは、委員長の意思だったのか
もしれない。
でも、でもさ。
「委員長のそれは、同情だよ」
恋心とか、愛情とかそんなんじゃない。
俺に対する同情なんだ。
そんな俺の言葉に、眉を寄せる委員長。
「……そんな風に思われてたなんて、心
外なんだけど。同情なんかじゃない、絶
対」