【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
「希美、まさかずっとここに居たのか!
?」
「……うん、そうだよ」
「……っバカじゃねーの?もうあのメー
ルから三時間も経ってるんだぞ!俺のこ
となんか諦めて帰れよ!」
相当怒っているのか、いつもよりも口調
の荒い香坂。だけど、全然怖くない。
だって、私のこと心配してくれてるんで
しょ?
「……香坂、心配してくれてありがとう
」
そう言うと、香坂はバツが悪そうにそっ
ぽを向いた。
「……別に」
「──好き」
私はそういって、自ら香坂に抱きついた
。
香坂の身体が、強張ったのがわかる。
「好き。好きなの……香坂が居ないと、
苦しいの。胸が痛い」