【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
……いいの、それで。
「それが、いいのっ…!」
そう言うと、香坂はクスッと笑って私を
抱き締めて。私も香坂を強く抱き締め返
した。
ねえ香坂。
香坂とこうして、恋人になるなんて想像
もしてなかったけど、きっとこれは必然
だったんじゃないかって思うの。
あの日からもう、きっと私は香坂に惹か
れていた。
あの、保健室で、プレイボーイな君と出
会った日から──。
「……委員長、俺の恋人になる覚悟は出
来てるよね?」
「え……うん?え、なにその笑み」
【END】