【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
そう言うと、香坂はクスッと笑った。
「好きだよ、すごく」
そんな香坂の声が優しくて、優しくて。
「……告白すれば良いじゃないの。あん
たなら、絶対大丈夫よ」
「……委員長が言っても、信じられない
し。それに俺、嫌われてるし?」
「そうなの?」
「うん。そんな所も好きだけど」
「……ベタ惚れね」
「うん。大好き……好きだよ」
香坂があんまり優しげな瞳で私にそう言
うから、私が言われたみたいに錯覚する
。
―――もう。
勝手にすぐに人の服脱がせるな、って怒
りに来たのに。
―――そんな気持ちも失せたわよ。