【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
……どれだけやりたくないのよ。
中には微笑んでるやつも居て、そういう
のを見てると意地悪したくなってくる。
「……えーと、でも、副委員長の山田君
は諸事情によって参加出来ません。なの
で男子一名―――」
そう言った時、視界に映ったモノ。
それはクラスのどこの誰よりもニコニコ
としていて、私を真っ直ぐ見つめている
人物。
香坂が見えた。
まさか、とは思いながら話を続行する。
「あ、え……と、男子一名、だれか私と
実行委員やりませんか―――」
「はーい!俺やる!」
……やっぱり。
勢いよく手を挙げたのはやっぱり香坂で
、いつもの"人気者"の顔で、そう言った
。
なんでわざわざ……。