【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
委員長の白い肌に、赤い印が浮かんだと
き、すごくいとおしい気持ちが溢れた。
この真っ白な肌が、俺の赤で染まってし
まうほどに、彼女にキスをしていたかっ
た。
彼女の嫌がる声は微かに震えて、目もう
るうると揺らいでいて。
それすら俺を煽る材料で。逆効果だって
事を委員長はわかっていない。
委員長が俺につけられた痕を絆創膏で隠
したのはちょっと気に入らないけど。
―――また、つければいいや。
何度消えようとも、そのたびに付けてや
る。
俺のものって、印を。
実行委員会に立候補したのは、勿論委員
長に近付きたいから。
だけどそれだけじゃない。
委員長が強制的に実行委員になるって聞
いたとき、男共が唾を呑んだのがわかっ
た。