【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
……おいおい、唐突だな。
よっぽど俺が委員会に入ったのが不思議
だったのか、俺の席にきた瞬間、間髪入
れずにそう尋ねてきた彼方。
びっくりしすぎて、言葉の意味を理解す
るのに時間がかかった。
「なに、彼方やりたかったの?」
「は?別に誰もそんなこと―――……あ
あ、でも希美ちゃんと一緒に委員会出来
るならいいかもな~」
でれでれしながらそう言う彼方をちょっ
と睨む。
……下心ありすぎだろ。
なんて自分も人のこと言えないっていう
か……つーか俺の方こそ、もはや下心し
か無いんだが。
「委員長はお前なんか虫けら以下としか
思ってねーよ」
「おまっ……!さすがにそれは酷いだろ
!嘘つくならもっとマシなのにしろ」
「……うっせー。…あと、お前が希美ち
ゃんとか言ってんな」