明日、あなたが目覚めたら
.
その次の日の4時間目。
「休め、気をつけ。……礼!」
「「お願いしまーす‼」」
体育委員の号令を合図に、体育の授業が始まった。
昨日、あれほど私に
「体育の授業で、佐伯 智を見て‼」
と言っていた4人は、今はそのことについて何ひとつ言ってこない。
「千沙、本当に大丈夫なの?
見学しといた方が、いいんじゃないの?」
友梨が心配そうに私の顔を覗き込む。
「たぶん、大丈夫……」
こめかみをギュッと押さえながら、答えた。
昨日の4人が私に何も言ってこないのは、朝から私の体調が悪いからだ。
それどころではない、という感じ。
頭はズキズキするし、ゾクゾクと寒気がする。
もしかしたら、熱……あるかも。
だけど、今日の授業はバスケだし、あんまり休みたくない。
このくらい、きっと大丈夫……。
その次の日の4時間目。
「休め、気をつけ。……礼!」
「「お願いしまーす‼」」
体育委員の号令を合図に、体育の授業が始まった。
昨日、あれほど私に
「体育の授業で、佐伯 智を見て‼」
と言っていた4人は、今はそのことについて何ひとつ言ってこない。
「千沙、本当に大丈夫なの?
見学しといた方が、いいんじゃないの?」
友梨が心配そうに私の顔を覗き込む。
「たぶん、大丈夫……」
こめかみをギュッと押さえながら、答えた。
昨日の4人が私に何も言ってこないのは、朝から私の体調が悪いからだ。
それどころではない、という感じ。
頭はズキズキするし、ゾクゾクと寒気がする。
もしかしたら、熱……あるかも。
だけど、今日の授業はバスケだし、あんまり休みたくない。
このくらい、きっと大丈夫……。