明日、あなたが目覚めたら
.
その次の日の朝。
私はいつも通り、少し遅めの時間に家を出た。
友梨はああ見えて実は、早起きだし、すごくテキパキしてる。
朝なんて眠たくて仕方がないのに、あんな早くに登校できるわけがない。
「はあ……」
無意識のうちに、ため息が出た。
今日は、いつもより学校に向かう足取りが重い。
眠たくて学校に行くのが面倒だと思うのはほとんど毎日のことだけれど、今日はそのしんどさじゃない。
昨日あんなことがあって……少し教室には入りづらいかもしれない。
昨日私に、なんの罪もなく蹴飛ばされた机を思い出す。
かわいそうなことしたな、机には。
予想以上に飛んでいったんだもん。
ごめんね、誰かの机。
そんなこんな考えているうちに、気がつけばもう学校の前。
はあ、と無意識のうちにため息がこぼれる。
「……もう、なんでもいっか」
堂々としていればいい。
いつも通りでいい。
別に、私が悪いことをしたわけじゃないんだから。
……あの机と、持ち主以外には。
その次の日の朝。
私はいつも通り、少し遅めの時間に家を出た。
友梨はああ見えて実は、早起きだし、すごくテキパキしてる。
朝なんて眠たくて仕方がないのに、あんな早くに登校できるわけがない。
「はあ……」
無意識のうちに、ため息が出た。
今日は、いつもより学校に向かう足取りが重い。
眠たくて学校に行くのが面倒だと思うのはほとんど毎日のことだけれど、今日はそのしんどさじゃない。
昨日あんなことがあって……少し教室には入りづらいかもしれない。
昨日私に、なんの罪もなく蹴飛ばされた机を思い出す。
かわいそうなことしたな、机には。
予想以上に飛んでいったんだもん。
ごめんね、誰かの机。
そんなこんな考えているうちに、気がつけばもう学校の前。
はあ、と無意識のうちにため息がこぼれる。
「……もう、なんでもいっか」
堂々としていればいい。
いつも通りでいい。
別に、私が悪いことをしたわけじゃないんだから。
……あの机と、持ち主以外には。