家族を殺されました。
そして、帰り道。

私はあげる小さい頃から直也が好き。

でも、傷が増えていくたびに思う。

告白しても、無意味なんじゃない?

傷がある女の子って男の子に嫌われそうだから。

私たちは歩く。とはいっても、チャリ通だけど。

あっという間に家についてしまった。私は、毎日のように震える。

膝も腕も。

私は渦巻く。しゃがんで。

直也がいるのに。

でも、直也は違った。

冷たい目で私を見なかった。

静かに抱き寄せてくれた。
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