家族を殺されました。
ガチャ

と私がリビングのドアを開けると、伯父さんが包丁を持っていた。

「莉々菜来ちゃダメ!!」

伯父さんは包丁を私に向けていた。

え?なに?包丁?私殺される?

「うぉぉぉぉ!!」

伯父さんが私に向かって包丁を突きつけながら走ってきた。

グサッ

あぁ、私刺されたんだ。

私はめを開けた。

でも刺されたのは私じゃない。

お母さんだった。

「…丈夫?莉々…菜」

お母さんは刺されたのにもかかわらず私を抱き締めて守ってくれていた。

そして、背中から出る大量の血液。

真っ赤 赤 赤 赤 赤 どこも赤だらけ。

私のある記憶はここまでだ。

それからは意識が途切れた。

それからは、おばあちゃんから聞いた話。
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