これってやっぱり、あれですね?
…はぁあ…今日も疲れたなぁ…
床に座り壁に背中を凭れ、コクリコクリと夢の中へ落ちていった。
……………………
「……ら……はら……小野原」
誰かが私を呼んでる?
ガチャ
「ひゃあ!!!!」
扉に寄りかかって寝ていた私は、扉が開くのと同時に後ろに転がった。
転がって仰向け状態の私の視線の先には、ヒンヤリと冷たい若社長の笑み……
「……小野原…少ししたら小野原のアパートに行って荷物運ぶって、俺言ったよな?」
「………はぃ」
そうでした…珍しく若社長が私の為に自らアクション起こそうとしてくれてた
「……疲れたか?」
「……え?」
私の頬に、そっと若社長の手が触れる…
それだけなのに…
ただ触れただけなのに…
ボンッと火がついたみたいに顔に熱が集まった