これってやっぱり、あれですね?


「あ、良いこと思い付いた!真凛ちまで車で送るから、夕飯付き合って?一人で食うより二人の方が美味いし、な?」


「………でも」


「拒否却下。真凛が泣きそうな顔してるから、一人にしてやんねぇよ?」


「……………」


良太は以前から私の異変にいち早く気づいてくれる

高一から8年間付き合ってた彼氏だからかな?

別れた理由は…

きっと私が弱かったんだ…


マンネリが怖かった。いつか飽きられるのが怖かった…そんなとき、良太の入社した会社が倒産した…




仕事がない俺は、真凛を幸せに出来ないから別れてくれ



そう、涙ぐみながら良太が言った


ツラいときは傍にいて、二人で乗り越えたいって反対したけど


良太は首を横に振るだけだった



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