これってやっぱり、あれですね?
変わらずニコニコしてる荒木さん。何故か少し不機嫌な金澤さんが荒木さんを睨んでる…ような…気のせい?
「あ…金澤さん、今日は付き合っていただいてありがとうございました。荷物も持って頂いて…」
色々買っちゃったから本当に助かったんだ。だから感謝の気持ちを込めて笑顔でお礼を言った。
「……//」
気のせいか金澤さんの頬が朱に染まった
「若社長、解りやすい反応ですね」
「!!荒木、明日は日曜だ。もう帰って良いぞ」
「はい。小野原さんと別れるのは惜しいですが、今日は失礼させて頂きます」
クスクス笑いながら荒木さんは帰って行ったけど、私は訳が解らず呆然とするだけだった
「あ、金澤さん疲れてますよね?ひと休みされたらいかがですか?」
「あぁ…大丈夫だ…小野原こそ疲れたんじゃないか?」