これってやっぱり、あれですね?
「もしもし?良太?どうしたの?」
『真凛、今大丈夫?』
「うん」
『明日って何か予定入ってる?遊園地でも行かね?』
「いいねぇ♪じゃあ、明日の9時頃、良太ん家に行くね?」
『え?迎えに行かなくて平気?』
「うん…大丈夫」
『じゃあ待ってるな?』
携帯を切って、明日着ていく服を選ぶ。
とにかく今は、大声出して鬱憤を晴らしたかった。
翌日、早起きして朝御飯を作ってから家を出た。金澤さんと顔を合わせたくなくて…
ピンポーン…
辿り着いたアパートのインターホンを押した
『…はぃ』
「ごめん、早く来ちゃった」
『真凛、早すぎ(笑)今開けるな?』
こうして良太宅の玄関が開いた