これってやっぱり、あれですね?
「……マンションまで送りましょうか?それとも社長室に一緒に行きますか?」
「…マンションに帰ります。一人で大丈夫なので、荒木さんはお仕事に戻ってください」
「大丈夫です。小野原さんを無事に送り届けるのも私の仕事ですから」
こうして荒木さんとマンションまで帰ることになった
「……荒木さんって金澤さんと歳近いですよね?」
「そうですね…今年で35になります。小野原さんより10歳オジサンです(笑)」
「いやいや…お兄さんですよ」
「……若社長を好きになる要素…見つかりましたか?」
「…………好きかどうかは別にして…金澤さんの良いところ、沢山見付けられたと思います」
「それは良かった」
「あの…教えて欲しいんです」
「…………………」
「…同棲の意味」