これってやっぱり、あれですね?


突然出てきた『結婚』とか『子供』というワードに驚いた


ということは、智哉は私と結婚を考えた上で同棲を始めたってこと?



「なぁ…






     俺の妻になって…






       俺の子供産んでくれないか?」





「…………はぃ」



私の中にはYesという選択肢しか存在しなかった


「……イヤって言われても拒否権与えねぇし」



そういいながら私をギューッと抱き締めた

伝わってくる智哉の心音はバックバクで…思わず笑みが溢れた


「…智哉…好き」


「…………………ばぁかっ…俺は愛してるよ?」



同棲前は胃が痛くなる程大嫌いだったのに、今では大好きなひと


きっと、もぅ後戻り出来ない…

智哉の優しさを知ってしまったから



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