密の味~危険な遊び~
*
「ホントいい加減にしてよ、秋」
怒りで震える声が静かに響く。
本当は怒鳴りつけてやりたいが、恥ずかしさでそんな気持ちも挫けてしまった。
「勝手に入って来るなって、何度言えばわかるワケ?」
「ごめん……」
さすがの秋も今回ばかりは自分が悪いと思ったのか。
神妙な面持ちで素直にあやま……。
「だってまさかオナってるとは……」
「死ね、バカっ!!」
前言撤回っ!!
ちっとも反省してなかった。