密の味~危険な遊び~
「ちょっ、本気?」
彼の真意を確かめた。
「寂しいんでしょ?」
「だからって……」
「1人より楽しいと思うけど?」
「……」
わかってる、そんな事。
自分でするより男の手で掻き回される方がずっといい。
「な。2人で遊ぼ?」
秋の申し出を断る理由がなかった。
閉じていた足をゆっくりと開いて、自ら誘い込む。
私の媚態を目の当たりにして、荒くなる秋の呼吸。
お互いに。
これから起こる出来事に期待は膨らんで……。
――危険な遊びが始まった。