夢旅
オルアに帰る前に、

ユイが、

どうしても最後に

寄りたい場所があるということで

俺たちはそこに向かった。


そこは、

俺とユイが二人で話し、

ユイの弱さを

始めて俺が知った

『ルイク』の木の下だった。


ルイクにつくと

もう夜になっていたので、

すぐに宿屋に行った。



俺たちは、

各自部屋に向かい

それぞれ休むことにした。


俺は、

楽しかった旅も

もうすぐ終わってしまう……


そう思うとなんだか

寝れなかった。


寝たら、

すぐに朝になって

すぐに旅も

終わっちゃうから……。



俺は宿を出て、

あの木の下に向かった。


「やっぱりここから見る
星空には癒されるなぁ……」


俺は星空を見て、

小さく呟いた。




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