夢旅
ユイのその言葉に

俺は足を止め、

ユイが指さす方向を見た。


『お化け屋敷』


「うっ!」


つい口に出てしまった。


俺は、

お化けとかそういうのが

本当に苦手なんだ……


「あれれ~?
ノイさんって
こういうの苦手だったり~?」


「そんなことない!!」


反論したが、

俺の足は

全然動こうとしない。


「ノイさんが行かないなら
私先に行っちゃいますよ?」


「ユイ、待てよ~」


俺は足を必死に動かし、

ユイの後を追っかけて行った。



さっきから俺、

ユイにからかわれまくってる。


そのたびに顔を赤くして、

またからかわれる。



俺ばっかり~!!


俺もユイをからかってやる~!!



俺とユイは

お化け屋敷に入った。


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