夢旅
「ユイ!!」


「どうしたの?
取り返したかったら
ここまでおいで~」


「そんなんじゃなくて……
魔法、使うなって言っただろ!?」


ユイはうつむき、

少し暗い顔をした。


俺も、

言い過ぎたかなと思い反省した。



考えてみれば、

魔法を使う人は

自分があとどれくらい使えるか

見えているんだから、

無理してるわけじゃない

みたいだし大丈夫だろ。


そう考えたら、

安心した。



「その前に言うことがあるでしょ?」


ユイのその声を聞いて、

俺は

今、一番言いたいことを

ユイに言った。


「ユイの浴衣姿可愛いよ!!」


俺が言うとユイは、

満面の笑みを浮かべて

俺の方に走ってきた。


俺は、

ユイを抱きよせ、

ユイにもう一度


「可愛いよ」


そう言った。



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