夢旅
俺がそう言うと

ユイの顔はすぐに赤くなる。


ユイは照れると、

すぐに顔に出る。


俺は、

照れるユイも

もっと見たくて、

何度も言った。


「可愛いよ」


「からかわないでよ~!!」


俺は、

すごく幸せだった。


大切な人が

自分の周りにいて、


そして………


自分に笑ってくれる。


これ以上に

幸せなことは

俺にはなかった。


俺とユイは、

神社の石段に座り

たくさん話した。


そして、

たくさん笑った。





そんな他愛もないことに

俺たちは、

幸せを感じていた。




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