夢旅
俺とカルは、

今見た光景が

全く理解できないでいた。


俺とカルは、

状況を理解しようと

頭をフル回転させていた。



不思議そうな顔をする俺たちの顔を見て、

ユイも不思議そうな顔をした。



ユイの…


ユイの……


その一つ一つの表情に、


俺の心は揺れて、

どんどん苦しくなっていく。




「何っ!今の!!
どうやってやったの!?」




不思議な空気を破ったのは、

カルだった。



「う~ん。
何て言ったらいいんだろう?
一種の魔法みたいなもの。
かな?」



「魔法魔法!初めて見た!!
すげえ面白い!!もっと見たい!
もっと見せて!!もっと見せて!!」



「本当はダメなんですけど…
助けてくれたお礼に……」



そう言うとユイは目を閉じた。



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