夢旅
俺はユイの手を取って

走って行った。


ユイの顔が微笑んでいるように見えた……。


だから

俺もユイに笑顔を見せた……



俺は前を見て、

全力で走った。



絶対守りぬくんだ!!


そう心に誓って………



俺は必死に足を動かして走った。


だけど、


男たちはすぐそこまで迫っていた……。


さすが、

王の護衛をしている人たちだ……。




ものすごい速さで迫ってくる…。


足には自信のある俺なのに……


どんどん近づいてくる。



差は縮まる一方だ……



くそ………


本当にまずい……




追いつかれる……



本当に……


本当に、追いつかれちゃうよ……




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